学校教育で教える文章と、文学の文章(10月20日 3個目)

 学校教育で教える文章と、文学の文章

 

 僕がずっと疑問に思っていた事を書かせて頂きます。

 義務教育で作文を書きますよね。その時、「」の文末に 。 を打たなければならないというルールがありました。

 しかし、1900年以降の日本文学、とりわけ小説には「」の文末に 。 は打ってないですよね。

 それから、「」を使う位置です。

 学校で習ったのは、地の文に「」を入れてもよいものでした。しかし殆どの現代小説では 「 が常に文頭にあり、 」 を文末に置き、必ず行替えが為されている。

 村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を読んで、酷く違和感を感じた事があります。

 地の文の中に、会話文を書き加える時に「」無しで会話文を書いているので、人が発声したのか、それとも心中で考えている言葉なのか、判断しにくく、非常に読みにくかったです。

 地の文の中にも「」を入れてくれれば、随分読みやすかったと思うので、非常に残念に思います。

 「 は、文末で始まり 」 で必ず行替えしなければならない。というルールがあるのですかね? 非常に気になります。

 日本語は漢字、ひらがな、カタカナ、句読点、かぎかっこ、などの色々なパーツがあり、非常に優れた言語であるという認識があったので、もしも、上記した制約によって、作品が読みにくくなっているのなら、何故そんな制約をわざわざ付けたのか、という疑問も生まれます。

 とても知りたいです。