七五三教育について(3個目)

 七五三教育について

 

 マスコミは、こういった言葉を作るのが非常にうまいな、と関心します。

 どういったものなのかというと、小学校で勉強についていける人が三割、中学校で勉強についていける人が五割、高校で勉強についていける人が三割という意味らしいです。

 つまり、学校の勉強がめちゃくちゃ難しかったという事ですね。(僕の世代は違いましたが)

 落ちこぼれと呼ばれる人々が、沢山排出されたようですが、

 教育原論を教えてくれている伊藤先生は「“落ちこぼれ”ではなく“落ちこぼし”なんだ」と言ってました。

 もちろん、授業についていけなければ、学校や社会は憎しみの対象になるから、反社会的な行動を取る人間が増えて、学校が荒れに荒れたようです。

 ゆとり教育はその見直しで発案されたものだとか。(そのゆとり教育も、見直しがされているようですね)

 どちらも美味しい所だけつまみ食いという訳にはいかないようです。

 学力を向上させて、経済的に豊かな国を作る為には、勉強に付いてこれない人が犠牲になり、その劣等感の矛先になる人も犠牲になる。

 かといって、学力を軽視すれば、資源に乏しく技術力に経済を支えられている日本は、不景気になってしまう。(のではないでしょうか?)

 日本の教育は、このような二つの方針を行ったり来たりする傾向があるとか。

 どうにか、適切な教育方針が生まれればいいのですが。