寺生問題(12月18日 2個目)
寺生の弊害。此処に戻って来ると、嫌でも思い出しますね。しかし、僕自身が寺生をしていなかったので、本当にヤバイ事柄わ、噂でしか聞いた事がありません。
しかしKG寺のM君が、1回生の頃、
「授業に出る為には、すべての仕事を終わらせなければならないんだ……そうじゃないと、授業に出る事は許してくれない」
なんてことを言っていました。
彼は、もちろん坊主頭ですから、はげたりしたら、すぐに解ります。
部分的に色々な箇所がはげてきたM君を見てると、寺生とは恐ろしいものだなぁ、と感じていました。
こっちに戻ってきてから感じた事は、今の学生は寺生が殆どいませんね。
それでいいと思います。
お寺の為の労働力として使いつぶされて、講義をしっかり聞いて理解する集中力が欠いた状態で毎日学校へ来る。
それを見た先生がたのやる気が、どんどん減っていく。
先生がたのやる気が減れば、元々真面目だった学生のやる気もなくなってしまう。
このような負の循環が、僕の世代では起こっていました。
そもそも、給料を貰えない上に、普通の正社員よりハードな生活をしながら、授業を受ける事自体が無謀なんだと思います。
今、寺生が随分減っていて、ほっとしました。
高野山の悪しき制度ですね。
寺生が居ないものだから、何処のお寺もバイト不足ですよ。山内でバイト探してる人にはお勧めです。